Sigfox回線の利用期間経過後、再度デバイスをアクティベートする方法

技術情報

Sigfoxデバイスを長らく使っていて、ふとSigfoxクラウドを確認すると、おかしい、メッセージが届いていない。それはSigfox回線の利用期間を経過してしまったからかもしれません。
(その他の原因についてはこちら

Sigfox Buyで購入した回線やDevkitの無償回線には1年の利用期間があり、利用期間経過後にデバイスから送信したメッセージはSigfoxクラウドで確認できません。回線の利用期間経過後にデバイスから送信したメッセージをSigfoxクラウドで確認したい場合は、Sigfox Buyで回線を購入し、デバイスにToken(回線の利用権)を紐づける必要があります。

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Sigfox回線の利用期間経過後、再度デバイスをアクティベートするために、Sigfoxクラウド上で必要な手続き

実際の手順を説明する前に、再度デバイスをアクティベートするためにSigfoxクラウド上で必要となる手続きを説明します。
Sigfoxクラウドでは、Group、Device Typeという括りでデバイスが管理されています。GroupにDevice Typeが所属しており、Device Typeにデバイスが所属しています。
Device Typeには、Contract(回線の契約)が紐づいており、ContractはToken(回線の利用権)を保有しています。Device Type内にあるデバイスが通信をするとTokenが紐づき、Sigfoxクラウドでメッセージを確認できるようになります。

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Tokenには、利用期間があります。利用期間を経過したTokenが紐づくデバイスは、利用期間経過後に送信したメッセージをSigfoxクラウドで確認できません。もう一度同じデバイスを使いたい場合は、再度Tokenを紐づける必要があります。デバイスの所属するDevice Typeに紐づくContractにTokenが残っている場合は、Restart機能を使うことで再度Tokenをデバイスに紐づけることができます。(詳細はこちら
今回は、ContractにTokenが残っていない場合の手続きを説明します。

下図左側のデバイスは、デバイスに紐づくTokenの利用期間が経過し、新たにメッセージを送信してもSigfoxクラウドでメッセージを確認できない状態です。Device Typeに紐づくContractには、Tokenが残っていません。

デバイスを再度利用するには、新たなTokenが必要ですので、Sigfox Buyより回線を購入します。回線を購入すると、同じGroup内に新たなDevice Typeが作成されます。そのDevice Typeには、購入した回線分のTokenを保有するContractが紐づいています。

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Tokenの利用期間が経過したデバイスを新たに作成されたDevice Typeに移動(Tranfer)します。Sigfoxデバイスからメッセージを送信し、Sigfoxクラウドでメッセージを受信するとデバイスに新たなTokenが紐づき、再度、Sigfoxクラウドでメッセージを確認できるようになります。

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※Tokenの利用期間が残っているデバイスをTransferすると、そのTokenが失われ、残期間分を利用できなくなる場合があります。また一度失ったTokenは再利用できませんので、Tokenの利用期間を確認してから、Transferしてください。

以上がSigfox回線の利用期間が経過したデバイスを再度アクティベートするためのSigfoxクラウド上の手続きになります。では実際にデバイスを再度アクティベートしていきましょう。

①Tokenの利用期間を確認する

始めに、Tokenの利用期間を確認します。Tokenの利用期間はDevice Information画面のToken Validityより確認できます。Sigfoxクラウドにログイン後、上部DEVICEタブをクリックし、Device Listから該当のIdをクリックするとDevice Information画面に遷移します。

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回線を購入する

こちらのページにSigfox Buyで回線を購入する方法を記載してますので、本ページの“6 購入完了”までお手続きください。購入が完了すると、サービス契約通知メールが届きます。
※以前購入いただいたContractに利用可能なTokenが残っている場合、回線を購入せず、Restart機能をご利用いただくことで、再度デバイスをアクティベートすることができます。
Restartの方法についてはこちらをご覧ください。

③購入した回線契約(Contract)が紐づくDevice Typeを確認

Sigfox Buy(http://buy.sigfox.com)にアクセスします。画面右上Login with Sigfox Idよりログインし、My ordersを確認します。

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今回購入いただいた回線のOrder IDを選択します。

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Order detailsページでView my contract in Backendをクリックします。

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ASSOCIATED DEVICE TYPESをクリックします。

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該当のContractが紐づくDevice Typeが表示されますので、Device TypeのNameをメモします。

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④再度アクティベートするデバイスを移動(Transfer)する

DEVICEタブをクリックすると、Device Listが表示されますので、再度利用するデバイスのIdをクリックします。

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画面右上のTransferをクリックします。

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下記項目を設定します。

New Device Type:先程メモした移動先のDevice Typeを選択します。

Keep history:過去のメッセージの履歴を残すかどうか設定します。
☑:これまでのデバイスメッセージを残すことができます。
□:これまでのデバイスメッセージは削除されます。

Activable:アクティベートの制限の設定をします。
☑:デバイス移動後、初回通信時にアクティベートされます。
□:デバイス移動後、通信してもアクティベートされません。該当デバイスのDevice Information画面右上よりeditをクリックし、Activableに☑をし、通信することでアクティベートされます。

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⑤デバイスからメッセージを送信する

デバイスからメッセージを送信し、Sigfoxクラウドに到達すると、デバイスにTokenが紐づき、デバイスのメッセージを再度確認できるようになります。
Sigfoxクラウドでメッセージを確認する方法はこちらをご参照ください。

※これまでの設定の引継ぎ方法
デバイスを新しいDevice Typeに移動するため、Device Typeの設定を引き継ぐ場合は既存Device Typeと同様の設定を新しいDevice Typeにする必要があります。

設定する項目は下記になります。
Device Type Information
DEVICE TYPEタブより該当Device Type Nameを選択し、右上Editボタンより編集してください。
Callback
DEVICE TYPEタブより該当Device Type Nameを選択し、左CALLBACKSメニュー選択後、右上Newボタンより、再度Callbackを作成ください。

Tokenを紐づけ、デバイスのメッセージを確認できたら、プロジェクトを再開しましょう。技術情報ブログでは定期的にプロジェクトのヒントとなる記事を公開していますので、参考にしてください。