ケーススタディ:Bemis社

ケーススタディ:Bemis社

グローバルinfo.

概要
Bemis Retail Solutions社とSigfox社は連携し、Bemis社のポリマーショッピングカートにIoTトラッキングデバイスを設置し、ショッピングカートの管理を支援

状況
ショッピングカートの盗難は、小売業界にとって、数百万ドル規模の問題です。The Food Marketing Institute (FMI)によると、アメリカでは毎年200万ドルを超えるショッピングカートが盗難されていると推定されています。密集した都市部が最もその被害を受けています。多くの都市では、小売業者に地域の企業や市と連携し、盗まれたカートの回収や、罰金が科される場合のリスクを負ったりしています。フェニックスのような都市では、毎週40,000ものカートが路上で回収されると報告されています。オレゴン州のポートランドでも、毎週数千のカートが回収されると推定されています。

目的
店舗の駐車場は非常に狭く、店の顧客の多くは徒歩もしくは自転車で来店していました。つまり、利用者は、ときとして店から離れた場所に車を止めなければならず、購入したものを車まで運ぶためカートを店舗から持ち出さねばならない状況にありました。カートの紛失を管理するために、Bemis Retail Solutions社とSigfox社は連携し、Bemis社のポリマーショッピングカートにSigfox 0Gネットワークによって屋外のどこにいてもその位置を把握するため、IoTトラッキングデバイスを設置しました。この情報により、カートがどこに行ってしまったのか、いつ持ち去られたのかを把握することができ、これまでより効率的にそれらカートを回収できるようになります。

アプローチ
Bemis Retail Solutions社のショッピングカートは一般的な金属製カートのように電波を妨害しない独自のオールポリマーデザインを使用しています。また、このデザインでは、カート利用者に気づかれることなく、トラッキングデバイスを埋めこむことができます。広大なSigfox 0Gネットワークを活用することで、Bemis社とSigfox社は各カートの位置をマップ上に表し、各カートの移動履歴を確認することができます。

結果
6か月間で、その小売業者は22個のカートを紛失しました。彼らの所有する80のカートは6か月の間で300回以上店舗の敷地内にとどまっていました。以前の彼らの6か月間での平均紛失カートの数は55でした。また、紛失した22のカートは、いくつかの価値のある洞察を提供してくれました。紛失した22のカートのうち33%はポートランド市によって回収され、市のリサイクルセンターに運ばれていました。これが判明してから、小売業者はテレマティックプラットフォームを使って、彼らのカートが一つでも施設内に入れば施設の担当者に警告することができるようになりました。現在、盗まれた各カートの位置をリアルタイムで確認できるため、カートの回収チームは、より回収成功率の高いカートを回収し、店舗チームは、近くのカートをいつでも駐車場から店内に運ぶことができるようになりました。

残りの14のカートは、アパートの建物やホームレスキャンプへと運ばれていました。しかし、それらのカートがすぐにこれらの場所に運ばれたわけではありません。ほとんどの場合、カートは近隣の駐車場や銀行、他の小売店に持ち込まれ、その後大体が家やキャンプに運ばれていました。テレマティックプラットフォームを使用して、カートが設定された店舗周辺のエリアを離れるとアラートがなるように設定することで、これらのタイプのカート紛失の管理に役立っています。

詳細はこちら(英語)
https://www.sigfox.com/en/news/case-study-bemis