Sigfoxの2019年を振り返る(上半期)

トピックス

2019年も残すところあとわずか! ということで、この1年間のSigfoxを振り返ってみたいと思います。思いつくままあげてみたので、抜けがあったりしているかもしれませんが、ごめんなさい。コメントいただくかメールなりSNSでご指摘いただければ修正します。まずは、1月から6月の半年間。
※敬称は略させていただいています。

January

Sigfox基地局とスカパーJSATの衛星通信回線の相互接続

携帯電話網や有線インターネット回線が整備されていない島嶼部や山間部でのエリア拡大を目指し、Sigfox基地局のバックホール回線としてスカパーJSATの衛星通信回線を使えるように相互接続を実証。(こちら)

ラピスセミコンダクタからIEEE802.15.4k/gを使ったSigfox通信ブリッジがリリース

ラピスセミコンダクタが、SigfoxおよびIEEE802.15.4k/gの複数無線通信規格に対応する無線通信LSI「ML7404」を用い、Sigfoxのサービスエリアの拡張を実現する、「LPWA ブリッジ通信用ソフトウェア」を開発。(こちら

マスプロ電工からIoT製品ラインナップがリリース

「湿度」「温度」「気圧」センサーを搭載したモデルの他、USBタイプのSigfoxデバイスも。(こちら

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Sigfox社からIoT Agency Platformがリリース

無料で使用できるIoTプラットフォームがリリースされ、PoCフェーズなどで活用できるようになりました。ニュースリリースはないので、プラットフォームの使用方法を記したサイト(こちら)を紹介しておきます。Sigfox社のプラットフォームですが、Sigfoxプロトコルに限定していないサービスとなっています。

Access Station Microのレンタル開始

小型Sigfoxベースステーションのレンタルが開始され、電波が通りにくい場所でのサービスエリア拡大が容易になりました。11月にシンガポールで開催されたSigfox CONNECTでは、PAN(Private Area Network)もリリースされ、(まずはフランスでの導入ですが)今後は、ローカルネットワークとしてSigfoxを使うこともできるようになりそうです。(こちら)

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February

日本初のSigfox Breakout Boardがリリース

SNOC社製Breakout Board (BRKWS01)がリリースされました。Wisol(現ソンジ インダストリアル)のモジュールを内蔵し、SigfoxのATコマンドで制御可能な開発ボードです。今までArduinoシールドのみだった開発キットにラインナップが増えました。(こちら)

KCCS IoT Conference 2019開催

都内でKCCS IoT Conference 2019を開催。人口カバー率が94%を超えたことの他、Sigfox社から0G Networkコンセプトを発表。LPガス自動検針サービスを展開するNEC、AlterLock(自転車盗難防止)のネクストスケープ、LINE WORKS、アシスネットサービスのダイキン、アセットトラッキングのアルプスアルパインから事例紹介も。(こちら)

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大阪ガス「ekul」サービスにSigfox採用

大阪ガスのデータ計測サービス「ekul」にSigfoxを活用した簡易版サービス「ekul light」がスタート(こちら)

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ミツウロコCSとNECがLPガス遠隔検針サービス

名古屋市で実施していた実証実験を経て、ミツウロコクリエイティブソリューションズと日本電気がLPガス遠隔検針サービスを発表。LPガスの検針に関しても、人手不足は深刻で、自動検針のニーズは高まってきています。(こちら)

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Sigfox社が無線プロトコル公開

Sigfoxデバイスとベースステーション間の無線プロトコルが公開されました。各国のレギュレーションにあわせてRadio Configuration (RC)やフレーム構成が説明されています。(こちら)

Sigfox Cloud 8がリリース

Sigfox Cloud 8がリリースされ、Sigfox Web API 2.0(GAは9月)のリリースの他、Data Advanced Callbackにより、デバイスメッセージの受信品質(LQI)が簡単に取得できるようになりました。(こちら)

March

JR西日本コンサルタンツ「落石管理システム」を開発

鉄道沿線の斜面の岩石に加速度センサーを付け、LPWAを使って遠隔で岩石の状態を監視する「落石管理システム」を開発。斜面監視にかかるコストを削減。(こちら)

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総務省「ICT地域活性化大賞2019」の大賞受賞-北海道新篠津村-

総務省「ICT地域活性化大賞2019」に北海道石狩振興局、新篠津村、JA新しのつ、ゼロスペック、京セラコミュニケーションシステム、さくらインターネットで取り組んだ「IoTを活用した農山漁村の灯油難民防止」が大賞/総務大臣賞を受賞。灯油タンクのみならず、様々な液体タンクの残量検知に使えるソリューションとなりました。(こちら)

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関西国際空港に「Customer Feedback Device」を導入

お客様満足度をリアルタイムに測定できる満足度アンケートボタンをチェックインカウンターや保安検査場などに全 85 台設置。11月には、伊丹空港にも設置され、今後は神戸空港も予定されているそうです。(こちら)

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杉並区の街路灯を有効活用した人流・冠水・設備監視

オプテックスが東京杉並区の協力を得て、街路灯のIoT化実証実験を開始。人感センサーで人の流れを把握、傾斜・揺れセンサーで老朽化検知、冠水センサーで水害対策、電流センサーで街路灯の電球切れ監視など。(こちら)

April

アルプスアルパインが物流資材管理システム事例をIoT/M2M展で出展

SigfoxとWiFi位置情報を活用した物流資材管理システムを出展。この時点では、リリースされていませんでしたが、IBMとともにドイツDHL社に採用されたソリューションです。(こちら)

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Michelin、Argon Consulting、Sigfox3社による合弁会社Safecube設立

ミシュランの物流コンテナトラッキングで培ったノウハウをベースに、物流ソリューションを横展開するSafecube社を設立。ユーザーとしてIoTを活用することから、そのノウハウを横展開することにより、収益確保や新たな発見を得ることができると思います。(こちら)

テレビ東京トレたまでカミアールが紹介

テレビ東京のトレンドたまごでFutuRocketのカミアール(トイレットペーパー残量通知ホルダー)が紹介されました。この辺から、Sigfoxのメディア認知度が少しずつ向上してきたような気がします。(こちら)

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京都電子工業、WBGT熱中症指標計をリリース

京都電子工業が、WBGT値を手軽に測ることができる熱中症指標計をリリース。測定したデータを無線送信できる「IoT無線ユニット」にSigfoxを活用。(こちら)

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May

私事ながら、5月から、フランス・トゥールーズにあるSigfox社に出向というかたちで入ることになりました。なので、この辺りから、日本国内の情報に疎くなってきているかも?

西松建設、乾電池駆動の農業環境監視サービス

Okippa(工事現場で活用される傾斜監視システム)を展開されている西松建設が、乾電池駆動の農業環境監視サービスを開始。(こちら)

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物流用パレット位置管理の実証実験を開始

ホシデンとKCCSが、オムロン住倉ロジスティックの協力を受け、低消費電力の特長を活かしたプラスチックパレット向け位置情報管理の実証実験を開始しました。数千万パレットという物流市場を視野に入れた取り組みです。(こちら)

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June

ドイツDHL社がカゴ車トラッキングにSigfoxを採用

ドイツDHL社が自社サプライチェーンの最適化を目的としたカゴ車トラッキングにSigfoxとアルプスアルパインのデバイスを採用。25万台に展開。DHL社は配送の効率化や、将来の環境問題を視野に入れたパッケージングの在り方を提唱しています。(こちら)

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年末までに下半期を振り返りたいと思います。