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アフリカで最初の地域密着型セキュリティシステムを導入

2019.12.17

南アフリカ、2019年12月17日

Jongaは、南アフリカで開発された地域密着型のセキュリティシステムです。セキュリティシステムは、侵入時にJongaのアプリにアラートメッセージを送信するモーションセンサ検出器で構成されています。デバイスは、南アフリカのSqwidNet社が運営するSigfox 0Gネットワークを使用してアラートメッセージを送信します。ユーザは侵入を確認でき、近隣または地元警察にアラートを送信できます。このデバイスは、技術的なノウハウがなくてもシームレスなインストールとアクティベーションを提供し、低所得コミュニティのセキュリティを強化するために開発されました。

Jongaは、Ntsako Mgiba氏によってEmpucukweni-Witbank地区の叔母の家で事件が発生した後、生み出されました。同氏の叔母の家は、同じ夜にコミュニティ内で破壊された6件のうちの1件でした。盗まれた物品はどれも戻りませんでした。この事件を通じて、低所得コミュニティにおいて警察が無反応であること、セキュリティシステムのコストが高いために家を護れないことが明るみに出ました。

手頃な価格の防犯ソリューション

このデバイスは、バッテリー寿命が6か月のIris Motion Sensorを使用しています。バッテリーはUSB経由で充電可能です。ユーザは、Jonga携帯電話アプリケーションを介して、Bluetoothを使用してデバイスをリモートで起動できます。 Jongaデバイスには、侵入者を追い払うためのサイレンもついています。

南アフリカが開発したこのソリューションは、アフリカ大陸全体で最も必要とされているコミュニティに手頃な価格のソリューションを提供できる、という点でユニークです。

コミュニティのメンバーがJongaブランドの広告塔になることを可能にするエージェントネットワークを使用して、Jongaは、コミュニティに到達するための革新的なアプローチを取りました。この流れは南アフリカ全体へのソリューションの普及に貢献するでしょう。


Sigfox中東およびアフリカ担当副社長、Nicolas Andrieuは話します。

「Jongaは、SqwidNet社が南アフリカでのSigfoxテクノロジーの採用に向けた取り組みの成功例です。併行して、新興企業、インキュベーター、チャネルパートナーのダイナミックかつ大規模なエコシステムを創っているところです。これはSigfoxの包括的側面の具体的なデモンストレーションでもあり、地元の新興企業の雇用創出を支援します。Jongaのビジョンは、Sigfoxが使用できるアフリカの多くの他国の共通の市場にも通用するものです。南アフリカでのサクセスストーリーは、間違いなくそれらの市場で他のビジネスチャンスを育みます。」

詳細はこちら(英語)
INTRODUCING THE FIRST COMMUNITY-BASED SECURITY SYSTEM IN AFRICA

著者情報

Sigfox編集部

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