欧州の衛星通信会社Eutelsat社が、LPWA IoT衛星サービスELOを開始

グローバルinfo.

2019年9月24日、パリ。

Eutelsat Communications社は、IoT市場をターゲットにしたELO
(Eutelsat LEO Low earth orbit for Objects;Eutelsatオブジェクト向け低軌道衛星)プロジェクトを発表します。

輸送、石油、ガス、農業などのさまざまな分野において今後のIoT市場は高まりを見せ、農村地域や山間部、砂漠地帯、海洋など、これまでの陸上通信ではカバーできないエリアでも何千万ものオブジェクトから情報を収集する必要がでてきます。ELOは、グローバルなIoTカバレッジを提供し、場所に関係なくオブジェクトがデータを送信できるようにします。

本サービスは、米Loft Orbital社(ELO 1および2)と英Clyde Space社(ELO 3および4)が提供する4つの衛星で構成され、2020年から2021年の間に打ち上げが予定されています。これらの4つの衛星が軌道に投入されるとすぐに商用サービスに入ります。この新たな試みが成功すると、他の衛星の打ち上げも追加され、2022年までに合計25個の衛星が稼働します。

来年初めに打ち上げを予定しているこのテスト衛星の目的は、低軌道衛星と地上のオブジェクトとの間のさまざまな波形の技術的性能を確認することです。

低地球軌道は、接続されたオブジェクトのコストやエネルギー消費を増やすことなく、地上のIoTネットワークを補完するユビキタス衛星リンクを提供するため、接続されたオブジェクトから放出される信号の処理に特に適しています。

Eutelsat社は、主要なIoTプレーヤーであるSigfoxと戦略的パートナーシップを結びました。Sigfoxは、現在65か国でIoTネットワークを展開しています。Sigfoxは、地上ネットワークと衛星の両方でデータを取得できるデバイスを利用して、ELOによって提供されるグローバルカバレッジを既存のIoT接続サービスに統合します。

このネットワークカバレッジの強化により、海上輸送や物流などの分野で多くの新しいユースケースが生まれるのはもちろん、緊急事態における人々の安全確保にもつながります。

詳細はこちら(英語)
EUTELSAT KICKS OFF ELO, ITS CONSTELLATION OF NANOSATELLITES DEDICATED TO THE INTERNET OF THINGS