これからのリーダーは村(会社)の外に出て猛勉強し未来を読むべし、と指摘されて

事業部長コラム

みなさん、こんにちは。

KCCSでSigfoxを担当しております、LPWAソリューション事業部長の松木です。

前回に引き続き、以下の書籍をもとにお話させていただきます。

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「デジタルエコノミーと経営の未来」

三品和弘 山口重樹 共著

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非常におもしろかったです。

特に、神戸大学の三品和弘教授の書かれた第1章と第2章が個人的には秀逸だと思いました。

何が秀逸かというと、まず、最近の「日本危うし、GAFAを見習え」的な煽り論調を批判的にとらえています。
(※GAFA:Google、Amazon.com、Facebook、Apple Inc.の4つの主要IT企業のこと)

そして、それらとは対極的に、第一次からの産業革命の歴史と社会への浸透のプロセスを冷静に分析し、そのプロセスに現在をプロットし、これからの日本の行く末について展望してくれています。

もちろん、そこには希望があります。

IoTにたずさわる方で、事業開発や経営もみられている方は、一度、手にとられることをお勧めします。

さて、今回のコラムは、別にこの本の宣伝をしたいわけではありません。

目的は、この本の中にあった次の一文を紹介することです。

この本の最終章は、三品教授とNTTデータ山口副社長の対談でしめられています。

その対談の中で、三品教授が次のような発言をされています。

「会社で真面目に仕事して、経験を積み重ねていけば、いい戦略を立てることができるだなんて、とんでもない。」

「日々の業務のなかで社員や取引先と密なコミュニケーションをとっていれば、自ずといい判断を下せるようになるという、20世紀的パラダイムはまったく通用しません。」

さて、みなさんはどのようにお考えでしょうか。

私は諸手を挙げて賛成という立場です。

私が賛成する背景のひとつは、Sigfox事業を担当しているということがあります。

SigfoxはIoTネットワークサービスですが、このサービスが単体で価値をもつことはありません。

デバイスが必要であり、アプリケーションが必要であり、用途開発が必要です。

これらの必要性をSigfoxパートナーの方々やエンドのお客さまとともに満たしていかなければなりません。

しかし、それだけでは不十分です。

重要なのは、Sigfoxパートナー、お客さま、そして弊社の面々が、会社の枠を超えたチームとして、価値を創出するということです。

IoTの場合、必ずしも想定していた効果が当初から望めない場合もあります。

それでもあきらめず、くさらず、忍耐強く、複数会社からなる混合チームが、一体となって初めて従来は想定さえしていなかった効果を創出できると思います。

なので、私に限らず弊社の事業部メンバーはその活動のフィールドを最初から自然に社外に置いています。

ときどき、どこからどこまでが社内でどこからが社外かわからなくなるほどです。

この現象はなにもSigfoxに限ったことではなく、それこそ「第四次産業革命」と呼ばれる、これからの時代の働き方の典型的な特徴ではないでしょうか。

表題の、

「これからのリーダーは村(会社)の外に出て猛勉強し未来を読むべし、と指摘されて」

には以上の背景があります。

現在、IoTにたずさわる者は、時代の先駆的リーダーとしての責任があると思います。

ゆえに、その責任を果たすべく、

「これからのリーダーは村(会社)の外に出て猛勉強し未来を読む」

ということを重々に意識して活動していくべきではないかと図々しくも考え、ここに自戒をこめて書いています。