ナマケモノとSigfox

事業部長コラム

みなさん、こんにちは。

KCCSでSigfoxを担当しております、LPWAソリューション事業部長の松木です。

さて、唐突ですが、みなさんは「ナマケモノ」という動物をご存知でしょうか。

見たことはなくても、一度くらいその名は聞かれたことがあると思います。

生涯のほとんどを木の上で暮らす、愛くるしい顔をした動物です。

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このナマケモノについて、友人から以下のような興味深い生態について教えてもらいました。

ナマケモノは、とにかく、動かない。

動いても、超スローにしか、動かない。

なぜならば、捕食動物は動体視力には優れていても、ナマケモノの様に動かないものは見えないのだそうです。

これがナマケモノの基本的な生存戦略です。

ちなみに、ナマケモノの移動は分速2メートルです。

そして、動かないからエネルギーを使わない。

徹底して、省エネルギーにできている。

さらに、ナマケモノは、哺乳類だが変温動物。

体温調整機能はエネルギーを消費するので捨ててしまった。

まわりの温度に自分の体温を合わせてしまう。

だから、エネルギーを使わない。

よって、1日の食事はたった8gで済む。

だいたい、葉っぱ2枚分です。

エネルギーを取る必要もない。

極めつけは、ナマケモノは、素早く動いて代謝が上がると、死んでしまうのだそうです。

いかがでしょうか。

普通の動物とは常識はずれの生き方を選んでいます。

しかし、ナマケモノの立場に立って言うと、ナマケモノはけっして怠けていたわけではないようです。

生き残り戦略として、進化を省エネルギーの方向に徹底的に洗練させた努力のおかげで、今まで生存し続けられたということなのです。

そして、思うのです。

まるで、「Sigfox」のようだと。

ナマケモノの超エコでソフィスティケートされた生存戦略を、まるで「Sigfox」のようだと言うのは、こじつけが過ぎると思われるかも知れません。

しかし、百獣の王であるライオンや時速120kmで走るチーターのような圧倒的なパワーとスピードを持った花形動物の進化と、「5G」という無線技術の発展の方向性にもアナロジーを感じてしまいます。

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ライオンやチーターの対局にある、静かで賢きナマケモノに喩えられる「Sigfox」には、究極的な省エネの追求という意味で、無線技術のもうひとつの進化論的意義があると思います。

そして、われわれは、Sigfoxのこの進化の形態を「0G」、と呼んでいます。