イノベーションの最大の敵は投資対効果依存症

事業部長コラム

みなさん、こんにちは。

KCCSでSigfoxを担当しております、LPWAソリューション事業部長の松木です。

今回は、「イノベーションの最大の敵は投資対効果依存症」というテーマについてです。

IoTは、新たに世に現れた、いまだかつてないパラダイムです。

当然、SigfoxというIoTネットワークも同様に新規性が高い。

IoTというパラダイムは世の中を大きく変化させる可能性がある。

しかし、私たちのお客さまである企業や自治体がこのパラダイムに挑戦する時に最初に直面する壁が「投資対効果」です。

投資するお金は見えやすい。

一方、効果は未来のことです。

そもそも先のことは分かりづらいのに、加えて、IoTという過去に経験値のない投資対効果はなおさら分かりづらい。

分かりづらさが、漠然とした不安や失敗して責任をとらされたくないという保身につながると、いきおい投資対効果が著しく減衰します。

しかし、思うのです。

今の世の中を見回してみてください。

必ずしも、投資対効果の優等生だけでこの世は築かれているわけではないのではないでしょうか。

自動車しかり、ウォシュレットしかり、自動ドアしかり、最初から投資対効果が優れていたというより、世の中に在らしめたいという人の情熱が創りあげたものだと思います。

モノゴトが普及するかどうかは、投資対効果ではなく、人間の本性に沿っているかどうかの方が肝要だと私は思います。

人間の本性とは、「わくわく」、「おもしろそう」、「楽しそう」、「愉快そう」、「気持ちよさそう」、「楽チンそう」、「喜ばれそう」、こういう類です。

投資対効果といったところで、所詮は人の作る数字です。

保身のかたまりが作る数字と未来に対する使命感と熱意を持った方が作る数字は、同じ投資であっても効果算定が異なってきて当然だと思います。

結局、情熱の多寡が物事の成否を決めるのであって、無機質な投資対効果の数字ではない、のではないでしょうか。

世の中を自分たちの力で変えていきたいという熱き思いと人間の本性を追求したいという純な思いを持たれた方々の集合体が、Sigfoxパートナープログラムだと私は考えています。

Sigfoxパートナーの皆さまとKCCSの最大の役割と責任は、この情熱の源泉として世の中にIoTの熱を注ぎ込むことではないかと思います。