Sigfox Breakout Board (BRKWS01)の利用方法
技術情報
Sigfox Breakout board (BRKWS01)は、Wisolモジュールをベースとしたブレークアウトボードであり、開発キット(DevKit)として登録すれば、1年間の無償回線込みでお使いいただくことができます。デバイスの試作や実証実験用にお使いください。
BRKWS01の中身を確認
Sigfox Breakout board Kitには、下記部品が同梱されています。
- Breakout board (BRKWS01)本体
- 1/2波長アンテナ
- U.FL <> RP-SMAケーブル
- ピンソケット x 4
マイコンボードと接続
Breakout boardのピン配置は、下図の通りです。
基本動作に必要なピンはVCC/GND/TX/RXの4ピンとなっていますので、さまざまなマイコンボードと接続できますが、今回はArduino Unoと接続してみます。ブレッドボードと半田を用意しておいてください。
Breakout boardとArduinoとの接続ピンのマッピングは下表のとおりです。
Breakout board | Arduino |
---|---|
3.3V | 3.3V |
GND | GND |
RX | 11 |
TX | 10 |
DevKit登録
BRKWS01は、Sigfox DevKitとしての扱いが可能であるため、https://buy.sigfox.com サイトからDevKitとして1年間無料トークンを取得することができます。
DevKit登録のやり方は、こちらを参考にしてください。
この時、Device IDとPACを入力する必要がありますが、Kitに同梱しているカードに貼られているSIGFOX IDとPACを入力してください。
Arduino用サンプルスケッチ
下記GitHubにArduino用サンプルプログラムをアップしています。
https://github.com/kccs-iot/brkws03-arduino
サンプルスケッチ(brkws03-at.ino)は、Arduinoのハードウェアシリアルと接続したPC等から、直接Sigfox ATコマンドを入力し、その動作を確認することができます。
#include
SoftwareSerial mySerial(10, 11); // RX, TX
void setup() {
// Open serial communications and wait for port to open:
Serial.begin(9600);
while (!Serial) {
; // wait for serial port to connect. Needed for native USB port only
}
// set the data rate for the SoftwareSerial port
mySerial.begin(9600);
Serial.println("Connect to the Sigfox Breakout board...");
Serial.println("AT$I=10 : get Device ID");
Serial.println("AT$I=11 : get PAC");
Serial.println("AT$T? : get Temperature");
Serial.println("AT$V? : get Voltages");
Serial.println("AT$P=unit : set Power mode (unit = 0:software reset 1:sleep 2:deep_sleep)");
Serial.println("AT$TR=unit : set Transmit repeat (unit = 0..2)");
Serial.println("AT$WR : save config");
Serial.println("AT$SF=[payload] : SEND SIGFOX MESSAGE");
Serial.print("Device ID : ");
mySerial.print("AT$I=10\r");
}
void loop() { // run over and over
if (mySerial.available()) {
Serial.write(mySerial.read());
}
if (Serial.available()) {
mySerial.write(Serial.read());
}
}
Sigfoxメッセージを送信
サンプルスケッチをArduinoに書き込み、シリアルモニタを起動すると、下図のような画面になります。ここで、AT$SF=[payload](今回はAT$SF=01234567890ABCDEF)を送信すると、Sigfoxメッセージが送信されます。
無事受信されると、DEVICEのMESSAGES画面で送信メッセージを確認することができます。
また、AT$SF=[payload],1コマンドで下り要求メッセージを送信することも可能です。
今回は、マイコンボードとしてArduinoを使いましたが、是非、その他ボードでも試してください。